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米国会計用語まとめ 備忘録

アニュアルレポートを読んでみて日々疑問に思って調べた単語をこちらにまとめてみました。自分なりにまとめ後で備忘録となればと思っています。

 


 

 

発行済株式 issued    shares と shares out standing の違い

issued    shares             発行済株式

shares out standing  発行済株式(市場に出回っている株式。)

                                     この数値が自社株買い後の正味株式数を表しています。

          計算式 発行済み株式ー自社株買い

この二つの用語同じようで、株主還元が盛んな企業にとっては大切な指標となっています。これ日本語訳だと同じ言葉にされているので、誰か適当な訳を出してほしいものです。

減損処理について

impairment     減損  帳簿価格が公正価値を大きく下回りかつ価値が戻ることがないと判断される場合減損処理がなされます。要は帳簿価格を市場価値に合わせる処理ですね。

続いては帳簿価格と公正価値の評価基準をまとめてみました。

carring value              帳簿価格 主に取得原価で減価償却などを考慮した数値です。その後資産性の著しい低下があると判断されれば減損処理といい価値が減らされます。

fair value                     公正価値  市場価値のことです。資産と言っても、取引相手がすぐに見つかる公開された市場と、取引相手がおらず価値の判断がつかない資産もありますよね?そのため資産価値の客観性により次の3つのレベルで構成されます。

ヒエラルキーレベル1   活発な市場であり流動性が高い

ヒエラルキーレベル2    ヒエラルキーレベル1で取引されている資産と類似のもの

ヒエラルキーレベル3   市場での取引がなく類似性の高い資産も存在しない

ヒエラルキーレベル3の資産では、企業独自の判断による将来キャッシュフローに基づき判断がなされます。

 減損処理自体は、キャッシュの流出がなくなかなか把握がしずらいです。

しかし投資持ち株会社としての側面も持つMOに投資している私としては、注視する必要のある指標となっています。

ちなみにMOは電子たばこの製造会社JUULへの投資で去年までに112億ドル分、のれんの減損処理をしています。帳簿価格は17億ドルしかないのだとか、、、

  今後も気になる金融用語があれば追加していきたいと思います。

 

 

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